ジャズやロック、吹奏楽などで活躍するサックス。
春から部活動などで初めてサックスを手にした方や、これからサックスの購入を検討されている方に、購入時のポイントやお手入れ方法についてご紹介します。
サックスとは
サックスは正しくは「サクソフォン」と呼ばれています。
楽器の中では比較的に新しく、ベルギーのアドルフ・サックスによって1840年代に発明されました。木管楽器に分類されていますが。主に真鍮で作られています。
音の跳躍や、発音のシャープさ、音量の大きさなどの理由から、ジャズ、ロックなどのジャンルで活躍しています。ソロを受け持つことが多く、吹奏楽などでも存在感のある楽器です。
購入時のポイント
サックスには、音に合わせて様々な種類があります。ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バスの6種類です。
初めてサックスを始める方は、アルトサックスや、テナーサックスから始めることがおすすめです。サックスのための協奏曲はほとんどがアルトサックスのために作曲されているうえ、音の大きさや、容易にコントロールできることなどから、初心者にはアルトサックスが推奨されています。
テナーサックスはジャズで頻繁に使われ、ジャズの名演奏者などの多くがテナーサックスを使っています。もちろん自分の好みや、部活動などで担当するパートや楽曲にもよりますが、サックスといっても様々な個性があるため、自分に合うものを選びましょう。
お手入れ方法
管楽器は息を吹き込んで演奏するため、管体の中が結露して水分が付着します。水分は楽器を傷める原因にもなりますので使用後は必ずお手入れが必要です。
管体の中の水分をとるために、サックスの形状に合わせた専用の道具があります。おすすめは円錐型のサックス専用スワプです。
円錐型の袋の中に付属のスポンジをいれ、ベルのほうから錘のついた紐を通し、管体の中をふき取ります。力任せにやるとパーツが壊れてしまう場合もありますので慎重に行いましょう。
タンポやトーンホールにも汚れが付着します。専用の休止シートやクリーニングペーパー、脂取り紙などを使用することがおすすめです。楽器の表面も手垢や汗などがつきやすいため、表面も磨きましょう。放っておくとサビなどの原因になります。マウスピースははずして水洗いをしたあとに水分をふき取りましょう。
最後に
いかがでしたか?今回は購入時のポイントとお手入れ方法を簡単に説明しました。
普段のお手入れで楽器は長持ちしますし、愛着もわきます。面倒がらずに練習の後は必ずお手入れを行いましょう。