インターネットが当たり前のインフラとなっている現代では、誰かに連絡を取るために手紙やはがきを利用する人は少なくなってきました。
「年賀状しか書いたことがない」「手紙を書いたことがない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、社会では切手や封書は一般的に使われています。この記事では、総務や事務作業における「切手」について解説します。
切手は“金券”にあたり、貨幣に準じる価値があるものです。金券には切手のほかに、官製はがき、収入印紙、収入証紙などさまざまな種類があります。
これらの販売場所は郵便局やコンビニエンスストアなどだけではなく、インターネットでも販売されています。会社で事務職をしている方は、切手や収入印紙を使用する機会が頻繁にあるでしょう。切手は金券、貨幣に準じるものですんで適切な管理が必要です。
当然のことながら、会社では切手も会社の財産になります。無くしたり盗まれたりといったトラブルを避けるために、切手の管理は徹底しておくことが必要です。
その理由は、割れ窓理論にあります。割れ窓理論とは、環境犯罪学上の理論で、建物の窓が割れたまま放置していることで、誰も見ていないということの象徴になり、やがて全ての窓が壊されることにつながる、という考え方です。
誰もが簡単に犯罪に手を染めるような環境を徹底的に正していくことが大きな犯罪の抑止力につながります。たかが切手、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんと管理することは社員を守ることにもつながります。
切手は、きちんと在庫を管理して、施錠できる環境で保管することが望ましいでしょう。切手は管理台帳などで使用者と目的、日時を管理することも必須です。新たに切手を補充するときも。きちんと台帳に記載しましょう。会社では、請求書をはじめとして頻繁に切手を使用します。
切手を購入する際は、切手を販売している金券ショップや専門サイトを利用すると、購入の経費をおさえられます。
切手1枚のことですが、会社の大切な財産です。誰でも気軽に使える状態では、“管理がずさん”だと判断されても致しかたありません。切手といえどもきっちり管理し、毎月棚卸を行いましょう。